ポイント1

一般の参考書や問題集では、たくさんの文章とそれに付随する設問が示され、その設問に関する解説が示されるというものが大半です。
しかし、入試で教科書や参考書と全く同じ文章や設問が出る、ということはほとんどありません。

そうであれば、必要なのは個々の文章や設問に関する知識を深めることではなく、どのような文章であっても正しく内容を理解できる「読み解き方」です。

すららではこの点に徹底的にこだわりました。

一文が正確に理解できなければ文章の正確な理解はできません。
ですから、まずは一文の正確な読み取りからスタートし、一文の中での重要な部分を的確に押さえられるようになるトレーニングを行います。

一文レベルをマスターすると、次は1〜2段落程度のまとまった文章の読み取り方です。
文と文の集合によって文章は形成されていますので、ここではそのつながりを決定する文脈的要素をおさえ、 筆者の主張とそれ以外の箇所を見分けるといった、論理的読解の初歩のトレーニングを行います。

そして、最後は長文読解です。
短い文章が集まって長文は形成されるので、ここでは段落と段落のつながりや関係性をつかむという、論理的読解を完成させるトレーニングを行います。

こうして、どんな文章でも読み解くことのできる読解力を、段階的に身につけることができるのです。

考え方の基本から体系的に積み上げる

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ポイント2

すららの国語は、単に正しい読み方を身につけるだけではありません。
身につけた読解力を、実施の入試問題ではどのように使っていけばいいか、その実戦力の養成にも重点を置いています。中学生版のLesson101からは、学校の教科書では学ぶことのできない、空所補充問題や記述問題にどのように対処するかといった解法を伝授しています。
それまでに身に着けた読解力を、設問のパターンごとにどのように活用すればいいかを学習するのです。その後に続くLesson 116-145では、実際の試験で使いこなせるようになるための多くの実践問題も用意しています。基礎的な読解力を養った上で、問題別の解答テクニックを習得・演習することで、短い時間で効率的に問題を解いていくことができるようになるはずです。国語学習画面また、高校生版では、大学入試を見据えて、さらに強力な武器をプラスオン。大学入試の評論文では、その問題文の意味自体が分からないというような、難解な文章が出題されることが 多いです。
そこで、最低限必要となる知識の部分について、歴史的・文化的背景を踏まえて学ぶことができるレクチャーを用意しました。
この知識は、評論文を読む際の手助けとなるだけではなく、小論文において自分の意見を述べる際のバックグラウンドともなります。taikenb